ドメーヌ デ トロワ ダム
Domaine des 3 Dames
https://www.domaine-des-3-dames.fr相続する畑を持たなかったシモン・ラヴォーは、難関国家資格である「エノログ」(ワイン醸造技師)として活躍していましたが、2014年、後継者に恵まれなかった栽培家の引退に伴って畑を取得するチャンスに恵まれ、生地でもあるソリュトレ・プイィ村に、自身のドメーヌ「デ・トロワ・ダム」を設立しました。(「3人の貴婦人のドメーヌ」という名前は、引退した栽培家の3人の娘さんが彼にチャンスをくれたことに対する感謝の気持ちを表したものであるのと同時に、彼自身が「マコン・ソリュトレ・プイィ」「サン・ヴェラン」「プイィ・フュイッセ」の3つのアペラシオンを植樹したこと、および畑から見ることができる高名な3つの山塊に由来して命名しました)。
前所有者が長年実践していた厳格なリュット・レゾネ栽培を引き継ぎながら醸造設備の刷新を行い、翌2015年に自社瓶詰めを開始しました。
「私を含めてすべてのエノログは「完璧なワイン」を造ることを目標としていますが、完璧なワインの定義は、エノログによって異なります。飲み手の官能的利益を考え、技術や様々な醸造添加物を使って欠点を補正したワインが完璧なワインであると考えるエノログは多いです。私は、特別な技術や添加物をそもそも一切使用する必要のないワインこそが完璧なワインであると考えます。これは "本物のワイン" と言い換えることができると思います。この考え方が主流とならないのは、これが "完璧なぶどう" と同義であり、ほとんど年中無休で途方もない量の畑仕事をしなければならないことを意味するからです。確かに、顧客である生産者にこれをお勧めすることは簡単ではありません。しかし、自分自身のドメーヌなら、ただ、やればいいだけです」。
自身の手による不断かつ入魂の畑仕事に立脚して "本物のワイン" 造りを目指す、新世代のヴィニュロンです。